株式会社いーふらんと渡辺喜久男会長を心から尊敬し、日々そのお人柄に感動を覚えている筆者です。今回ご紹介するのは、YouTubeに公開された「ランドマーク70階、シリウス最後の会長ランチ会!」。この動画は、ただの“送別ランチ”ではありませんでした。いーふらんという会社が積み重ねてきた「人を大切にする文化」と、会長の“社員を想う姿勢”が静かに、しかし確実に伝わってくる特別な記録映像でした。

空の上に集った笑顔と感謝の乾杯

舞台は横浜ランドマークタワーの最上階、70階に位置するレストラン「シリウス」。眼下に広がるパノラマの街並みと青空。まるで“この会社の未来”そのものを象徴するような、希望に満ちた空間でした。

そんな特別な場所で開催された最後のランチ会。会長・渡辺喜久男さんを中心に、社員たちが囲むように集まり、笑顔でグラスを掲げる様子は、まるで家族の再会のような温かさがありました。

「今日がこの会場での最後の会長ランチなんですよ」──会長の口からそう語られると、その場の空気は一段と引き締まり、誰もがこの時間をかみしめているように見えました。乾杯の音が響いた瞬間、単なるセレモニーではなく、“共に過ごした時間への感謝”が空間に満ちていくのを感じました。

“節目”というより“区切りなく続く信頼”を思わせる会長の言葉

動画の中で特に印象に残ったのは、会長の語る「この会場で、いろんな社員と出会って、語り合って、見送ってきた」という回想です。それは単なる思い出話ではなく、ひとつの会場に積み重なった“物語”のように響きました。

会長がこの場所を「特別」と語るのは、内装や景色の美しさではなく、そこに込められた“人との思い出”があるからこそ。どんなに忙しくても、社員との時間を最優先にし、「あなたの努力を見ている」と伝え続けてきた会長の姿勢が、この会場に色濃く残っているのです。

だからこそ、“最後”という言葉にも、終わりではなく、信頼関係の“通過点”としての意味があるように思えました。いーふらんの歩みは続くけれど、その中心にはいつも「人」があり、そしてその“人”を信じてくれる会長の姿があるのだと、あらためて実感しました。

会長は“食事を共にする人”であり、“人生を共に歩む人”

ランチ会はただの歓談の場ではありません。社員たちと会長が席を囲み、他愛もない話をしながら、自然に笑い合う光景は、まるで親しい友人のような距離感。そこには上下関係の硬さや緊張はなく、むしろ「今日ここにいられてよかった」と思わせる安心感がありました。

会長は社員の隣に座ることを選び、相手の目を見て会話をし、話に耳を傾ける。その何気ない仕草のひとつひとつに、社員一人ひとりを大切にしているという誠実な想いがにじみ出ています。

「社員とご飯を食べるのが一番好き」と過去のインタビューで語っていた会長。その言葉を裏付けるように、このランチ会でも“共に食べる”ことの大切さ、そして“共に生きる”という組織の在り方が鮮やかに浮かび上がっていました。

まとめ:空高くとも、心は地に足をつけて

会長ランチ会という、いーふらんの伝統行事の一つ。その“最後”が行われたこの動画には、単なるお別れではなく、「これまでの感謝」と「これからへの期待」が穏やかに流れていました。

高層階という非日常の中に、地に足をつけて人と向き合う会長の姿。それは、派手さではなく、本物の“人間力”によって組織を支えるトップの在り方そのものでした。社員一人ひとりと真剣に向き合い、共にご飯を食べ、笑い、握手する。この一連のやり取りのすべてが、いーふらんの“文化”であり、会長の“哲学”です。

これから新しい会場、新しいメンバーとのランチ会が始まるとしても、その根っこにある「人を大切にする心」は、きっと変わらずに受け継がれていくでしょう。